ヨルガオ殺人事件 下 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]
- 東京創元社 (2021年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (413ページ)
感想・レビュー・書評
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このミス海外編2022年版1位。カササギ事件シリーズ2作目。
長すぎて死にました。
前作は自分でも高評価を付けてるのですが内容は全く覚えてなくって、本作と同様に作中作のある入れ子構成になってるって後から知りました。
本作は本編の最初の段階で登場人物の多さについていけなくなったところで、作中作が始まってしまいすでに訳が分からん状態になりました。
気を取り直して作中作部分はそれが面白いかはよくわからないけど、なんとか読み進めれたのですが、それが終わった時点で本編のことはすっかり忘れてて、後半はかなりきつかったのです。
すごく凝った作りで良くできた作品だとは思いますが、自分の読解力ではすでに無理な領域でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上下2.8
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2023.07.27
読み通すのに疲れる人もいるかもしれない。それくらいミステリを丹念に書き込んでいると感じる。救いのない結末と主人公にとっての結末との対比がなんとも切ない。 -
なかなかどうして、楽しく面白く読めました。
前作同様作中作を駆使しながら現実を侵食し、その果ての真実はエグい。 -
前作のカササギから間をおかずに読んだのは、カササギケースがきれいな形で調って終わったので、次作をどう展開するか気になったため。
で、読んだのだけど、カササギの逆の構成を辿ると予想できたのと、グリコキャラメル的展開はやっぱりうれしいですね。
どちらに重点を置くかにもよるけど、このヨルガオも前作同様、両方とも重要なため、読了感は大変充実度が高い。
あと、このシリーズ、あまりインターバルを置かずに集中して読むのが吉です。登場人物が必然として多くなるのには、光文社古典新訳文庫のように巨大しおりがあるといいけど。
出来栄えは前作同様すごく面白くおすすめです。動機や怪しいことするキャラが多く、犯人を絞り切らない中でちょっとしたサスペンス、その後に謎解きですっきりという流れは、王道だけど心地よかった。
ホーソーンの方も十分面白いけど、やっぱこっちの2作の方が自分的にはダントツかな。しばらくミステリはお腹一杯かも。。。 -
作中作がより面白かった。
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やっぱり来てくれたんだねアンドレアス!!!!
いやおもろい。ただおもろい。