解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法 [Kindle]

著者 :
  • 英治出版
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感想・レビュー・書評

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  • 解像度が高い状態=物事を深く理解している
    解像度を上げるメリット
     ①成功確率が高くなる
     ②話が上手くなる
    解像度を上げるには
     深さ 広さ 構造化 時間 の4つが大事
    鍛えるには
     深さ→試行錯誤を繰り返す
     広さ→本を読むなど知識を増やす
     構造化→マインドマップにまとめる
     時間→人のミスから学ぶ

  • 良いパターンや型が多数紹介されているが冗長。

  • 23/9/5-23/9/6
    解像度を上げる
    4つの視点「深さ」「広さ」「構造」「時間」
    P54 解像度を上げるためには日常的な認識の「自動運転モード」を一旦オフにして「マニュアルモード」で物事を見なければならない 解像度を上げることで世界から受け取る情報の量や質を上げて世界をより色鮮やかに体験することができる
    P106 言語化して現状を把握する
    主語が明確な文にする
    動詞を入れる(体言止めにしない)
    明確かつ簡潔にする
    名詞は正確に使う
    形容詞や形容動詞を数値化・具体化する
    抽象的な言葉を避ける
    言い切る(疑問系で終わらせない)
    声に出して喋る
    P115 優れた起業家は大量の情報を集めている
    P116 関連事例を最低100個は言えるようにする
    P118 本屋に行って、端から端まで本を買う
    P150 Why so? Why not so?
    P162 語彙を増やす
    P191 視座を激しく行き来する
    P259 時間をさかのぼり、業界の変遷の歴史を見てみる
    P343 未来の解像度を上げる
    P349 将来世代の視座に立って「あるべき姿」を考える
    P354 大きな社会課題に取り組む
    未来のためにどんな課題を解決すべきか やるべきだと思ったことを自分でやる 未来に関わる大きな課題であり、社会的に意義がある課題であればあるほど、手伝ってくれる人は増え、より簡単になっていく
    P358 未来に生きる 未来にあるべきものを少しだけ作ってみて、手を動かしてみると、未来の形が少しずつ見えてきたり、新しい形を思いついたり、新しい可能性に気づくこともある
    P360 個人の人生というレベルでも未来の視座に立つ
    ジェフべゾフ 後悔最小化フレームワーク
    「知的複眼思考法」
    「意思決定のための「分析の技術」」
    「考える技術・書く技術」
    「問題発見プロフェッショナル」
    「問題解決プロフェッショナル」
    「イシューからはじめよ」
    「リサーチの技法」
    「論理的思考のコアスキル」
    「思考の教室」

  • 解像度を高めるためには大きく分けて4つの視点が存在する。
    1. 深さ
    2. 広さ
    3. 構造
    4. 時間
    さらには外化や内化, Why so?, How so?, 視座を変える, 捨てることを考える, プレスリリースを書くなど多くの型を紹介してくれており全てを覚えるのは難しいのでKindleで購入してふと思い立ったらページを確認するのが良さそう。

    参考文献も豊富で質の高い良書でした。

    補足:
    このスライド自体著者が作成しておりサクッと見返したい時は特に良さそうでした。
    https://speakerdeck.com/tumada/jie-xiang-du-wogao-meru

  • ビジネスの場で「解像度」という言葉がよく使われますが、その意味するところを具体的に、それこそ「解像度高く」意識することはこれまでほとんどありませんでした。
    本書では、解像度を深さ・広さ・構造・時間という4つの視点で分解して、これらを「課題」と「解決策」それぞれにおいて適用するための考え方を48の「型」として紹介しています。

    また、解像度を上げるためには、情報×思考×行動の量と質が必須であるとしています。特に「行動」が足りていないがために高い解像度までたどり着けないケースが多いそうです。
    確かに行動に移すことでフィードバックを得て、そこから更に解像度を高めることが可能です。4つの視点を意識しながら情報や思考だけでなく行動に移すことで、より価値のある課題解決を実現したいものです。

  • 「解像度」の解像度が上がった一冊。

    価値は課題の大きさで決まること、解決策を大きくしすぎても課題以上の価値は生まれないこと、だからこそ課題の選び方によって価値は大きく変わること。

    自分自身が課題に対してフワッとした考え方で立ち止まったとき、どのようにその課題に対する解像度を上げていけば良いか、解決策を考えていけば良いのか具体的な手法が書かれおり、解像度の高め方のイメージがしやすかった。

  • 解像度の解像度が上がる良著。深さ・広さ・構造・時間という4つの視点で考えることは、無意識的に行ってきたと思うが、意識することで、より問題解決の解像度・実行力が上がると思う

  • 人に物事を説明する時、教えるときなど、分かりやす人は「解像度が高い」考えをもっていると言える。目標における計画、課題に対する打ち手を考えるとき、物事の本質を見極めるときなど、様々なシーンで必要となる考え方。とても参考になった。


    ・優秀な人は「解像度が高い」
     →明確かつ簡潔で分かりやすい答えが返ってくる

    ・解像度が高い人がもっている4つ特徴
     →「深さ」「広さ」「構造」「時間」

    ・高い解像度は「情報」「思考」「行動」の組み合わせ
     →情報を得たらすぐに思考、思考したらすぐに行動、このサイクルを短時間で回す
     →解像度を上げるコツ
     →優れた起業家の多くは、行動量と手数の多さが圧倒的、情報と思考と行動の反復スピードも優れている

    ・まず行動する事で解像度を上げる
     →情報や思考が粗い状態でも行動量を増やす、最初に行動する
     
    ・良いアイデアにたどり着くには、頭の良さや優秀さ以上に、「粘り強さ」が必要

    ・具体的な行動や解決策が見えてくるまで分ける(分解する)
     →目的に合った適切な行動ができる単位まで分けることが大切

    ・一歩、二歩先を考えて行動できる人は、仕事面でも優秀である
     →シミュレーションをおこなっておくこと
     →二手、三手先を読み、複数のシナリオを作っておく癖をつけること

  • 解像度を上げるという事に対して今一番答えを出してくれている本。
    具体例で知っている事も多かったが、個人的な学びは概念化の秀逸性。
    深さ、広さ、構造、時間と概念化はフレームワークとして良く出来ている。
    事業が上手く行ってない時はどれかが足りないという訳のようだが、大抵は深さがそれも知識部分が足りてないという事に気付かされる。
    スタートアップそれも起業家を想定しているようであるが、ビジネス領域でも応用可能。
    ベテランでも立ち位置を確認する為の構造参照に応用可能と思えた。

  • 目的:本業で自分の解像度が低いなと感じる事が多い。解像度を上げる方法を知り、実践したい。

    ・解像度の高さは深さ、広さ、構造、時間の4つの視点に分類される

    ・深さとは要因や原因、方法を細かく具体的に掘り下げること

    ・広さとは考慮する原因や要因、アプローチの多様性を確保すること

    ・構造とは、深さや広さで見えてきた要素を意味のあるかたちに分け、要素間の関係性を把握する

    ・時間とは経時変化や因果関係、物事のプロセスや流れを捉えること

    ・解像度をあげる対象の深さ、広さ、構造は時間とともに変わっていく

    ・まずは深さから始めろ
    ・深さは7段階以上欲しい

    ・幅広い選択肢を検討しろ

    ・解像度を上げるための基本姿勢
    ・まず行動する
    ・粘り強く取り組む
    ・型を意識する

    ・MVPを意識して(実用最小限の製品)フィードバックを素早くし学びを深めてサイクルを回せ

    ・とにかく考えを書け

    ・声に出して話せ

    ・自分の事業領域の関連製品を100個は言えるようにしろ

    ・自分の課題に関連する本は全部買え

    ・ネットでググッたら100件は見ろ

    ・思いついたら速攻でメモれ

    ・本のアウトプットは自分の言葉で書け

    ・理想に生きろ



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著者プロフィール

東京大学 FoundX ディレクター。
University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトを経て、2016年から東京大学。東京大学では本郷テックガレージの立ち上げと運営を行い、2019年からFoundXディレクターとしてスタートアップの支援とアントレプレナーシップ教育に従事する。スタートアップ向けのスライド、ブログなどで情報提供を行っている。著書に『逆説のスタートアップ思考』『成功する起業家は居場所を選ぶ』『未来を実装する』。

「2022年 『解像度を上げる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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