哲学者の密室 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2002年4月12日発売)
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本棚登録 : 560
感想 : 37
5

本の厚さに流石に怯みましたが、読み始めると止まらない。哲学談義も密室トリックの謎も展開される推理も面白く、あれこれ考えているうちにいきなり場面は第二次大戦末期の…。そして第2の密室殺人。ドイツ第3帝国や強制収容所についてどれほど無知だったか思い知らされるうちに少しずつ本のタイトルの理由がわかり始めます。これは単なる推理小説では無いのでは?密室殺人とは、死の意味とは。最終章まで本当に目が離せない小説でした。その後読んだ他の推理小説がもの足りなくて困りました。読書大好きさんにはお勧めの本です!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月2日
読了日 : 2023年8月2日
本棚登録日 : 2023年8月2日

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