「ハイルナーみたいなのと付き合って、車輪の下じき(落ちこぼれ)になるなよ」
本のタイトルにもなっている校長の悪どい忠告だが、今や適格なアドバイスに聞こえるようになってしまった。
校長らを庇うつもりは全くないが、彼らには彼らの正義があるだけで、悪気はないのだ。
ハンスがあまりにも無防備で素直であわれ。
彼を見習工に就かせるのもそうだが(書記のほうがどう考えても適正)、ラストもやりすぎ。
どうしても靴屋のおじさんに「教育のせいで、ハンスはこんな目にあったのだ」と言わせたかったのだろうが、若くして死んだらハンスじゃなくても悲劇。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
その他海外
- 感想投稿日 : 2022年12月25日
- 読了日 : 2022年12月24日
- 本棚登録日 : 2022年12月23日
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