特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 7-2)

  • 早川書房 (2013年4月5日発売)
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本棚登録 : 602
感想 : 77
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【全欧ベストセラー 警察小説第2弾】

北欧ミステリーの人気シリーズ、『特捜部Q』の第2弾。

今回は犯人がわかっている中、どう追い詰めて行くのかハラハラしながら読んだ。

この作品の映画は読む前に観ていたのだが、映画と原作では内容が結構違っていたので驚いた。

感想としては、事件の内容と犯人にとにかく胸糞悪くなった。
動機に共感できることが何一つなく、犯人にとって自分の周りの人間全てが狩りの獲物だということ。
そこにはただ快楽しかないのだ。
そんな人物の表の顔は有力者なのだからゾッとする。

イヤミスではあるものの、主人公カールと仲間の掛け合いとカールのツッコミが面白くいいバランスになっている。

今回から新メンバーも登場し、何ともいいキャラなので今後の活躍に注目していきたい。

人間の恐ろしさをあらためて感じる1冊だ。


こんな人におすすめ .ᐟ.ᐟ
・北欧ミステリーが好きな人
・イヤミスが好きな人
・海外ミステリーが好きな人
・刑事ものが好きな人
・倒叙ミステリーが好きな人

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月21日
読了日 : 2023年1月23日
本棚登録日 : 2022年8月11日

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