手塚治虫以下トキワ荘グループがトキワ荘を振り返る漫画集。どれも興味深いが、F先生がいないのは立派だと思う。ただ巻末の座談会では出席していて、A先生曰く当時のF先生は対人恐怖症だったとのこと。親近感が湧く。
というか「まんが道」がいかにAのバイアスがかかっているかがよくわかる。藤子と石森がずば抜けていたのは間違いないようだ。
他方、赤塚不二夫やつのだじろうの劣等感も面白い。寺田ヒロオや他の作家たちは歴史の闇に消えていってしまうわけだが、彼らを発掘するのもぼくの仕事だろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年4月9日
- 読了日 : 2021年4月9日
- 本棚登録日 : 2021年4月9日
みんなの感想をみる