ナボコフが1955年に発表した長編小説。少女性愛者ハンバート・ハンバートと少女ドロレス・ヘイズとの関係を、彼の手記という形で描いています。スタンリー・キューブリックが1962年に映画化しました。中年男性が少女を弄んでいるのか、それとも、中年男性が少女に弄ばれているのか、いかようにも受け取れます。また、読み方によって、喜劇にも悲劇にもなります。アメリカのロードムービーみたいな感じでも楽しめます。終盤は、こちらまでおかしくなってきます。タイトルからイメージする内容と違い、本作に官能小説を求めるのは間違いです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
900 文学
- 感想投稿日 : 2014年12月18日
- 読了日 : 2014年12月18日
- 本棚登録日 : 2014年12月18日
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