古風な品がある地の文と、若々しくエレガントなリュパンの描写がとにかく格好いい。
リュパンと言われるだけで、このフランスの怪盗が
いかに優雅か知れようものだ。
南洋一郎さんのポプラ社版も、児童向けと思えない名訳だけれど、この創元推理版も、現代なら推そう。
ただね。ガニマールがおじいさんおじいさんしてるのだけが惜しい。もっと壮年のイメージがあったから。
んーぅ。
鮮やかな冒険に瀟洒な怪盗の活躍。
理屈は良いから読み給え、ってところかしら。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
冒険小説・スパイ小説
- 感想投稿日 : 2018年7月29日
- 読了日 : 2018年7月29日
- 本棚登録日 : 2018年6月16日
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