★★★2021年3月★★★
2020年~2021年にかけて2回読んだ。
『雨』は短編史上輝く名作と言われている。
僕がまず思ったのは、神父のデビットソン
「こういう人いるね」というもの。自分が絶対的な正義だと信じ込み一切の妥協をしない人。しかもそれで決定権を持っていると厄介だ。
太平洋の島に足止めされた一行。
降りしきるというか、洪水のように流れるような雨。
劇的なこの効果。雨の意味するものは何か。
最後のシーンはだいぶ肝心な部分は読者の想像次第だが、
神父が過ちを犯したのは間違いないだろう。
真面目一筋で頑固な人間は案外もろいものだ。
僕はこの小説を読んで、そんなことを考えた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2021年3月11日
- 読了日 : 2020年10月6日
- 本棚登録日 : 2021年3月11日
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