ジャズと爆弾 (角川文庫 な 22-5)

  • KADOKAWA (1982年1月1日発売)
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本棚登録 : 75
感想 : 8

50年前の対談は言いたいやりたい放題。薬で捕まった話や言いっぱなしの放言、愛人やガールフレンドの数をバラし合い、あの映画見た?この本読んだ?から、バケツ一杯プリンプリンプリンとつくって食べなかったとか、ああいうやつはダメだ!という指弾まで。勢い感じた。倫理で言えば爆弾で巻き添えにするなんて許せないよ、ところがその倫理なんてぶっ飛ばそう、無責任でいいんだよ、責任とれるはずないじゃないか、とか。後期的エッセイの、群像新人賞パーティで朝まで飲み明かして、村上龍がひとりぽつんと歩いて帰ってると、「こらー、村上!」と中上健次が声かけてしばらく二人で歩いたシーンが印象に。以下備忘録◆ウイスキーにシュガーまぜて血管に打つとよくゴミが入って高熱がでるんだとか◆究極のマゾヒズムは自分が家具になること。◆ポール・ニザンの小説だったかな。男を変え得るものは三つかしかない。革命、麻薬、女。◆大江健三郎「われらの時代」読みたくなった◆映画「タクシードライバー」観たくなった◆

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月30日
読了日 : 2022年6月28日
本棚登録日 : 2022年6月12日

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