エンドレス・サマー (角川文庫 緑 540-52)

著者 :
  • KADOKAWA (1985年7月1日発売)
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感想 : 6

田淵幸一。「三五歳を過ぎて広岡監督と出会い、ころりと豹変できるのは、自分の人生にこだわりとしてひきずっているものが少ないからである。過去を重々しくひきずっている人間は、簡単に変身することはできない。そういう人間は、まず何よりも自分の過去に対して恥じてみたりするものなのだから」p.16/松本匡史。「タイ・カップには、わずか三球で一塁からホームまで生還したという記録がある。ピッチャーが一球投げるたびに、塁を盗んだというわけである。ラビットのぬいぐるみなんて、早く脱いでしまったほうがいい」p.75/宗兄弟。「そのクロスカントリーのとき、途中で氷は食うし、川にとびこんでガブガブ水を飲むし、スイカにかぶりつくし、走りながらですよ。あんなことしてハラが痛くならないのかと思っちゃう。本人たちは全然平気でね、五時間ちょっとで走り抜いてしまった。こいつら基本的に野生児なんだなと、つくづく思いましたね」p.122/奥寺康彦。「新しいことを始めるには、いつだって不安がつきまとうものさ。失敗するかもしれない。とりかえしのつかないことになるかもしれない。それでも勇気をもって、やってみるべきだと思う。自信をつかめる瞬間がやがて、やってくるかもしれない。トライしないことには、何も始まらない」p.199/ 3/7ー20にすこしずつ読んだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2014年2月23日
読了日 : 2014年3月20日
本棚登録日 : 2014年2月23日

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