魔法のカクテル

  • 岩波書店 (1992年11月12日発売)
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本棚登録 : 597
感想 : 35

 エンデは一通り読んでおきたい作家。読んでおくべきだと勝手に思ってる作家。

 基本的に発想がおかしい(褒め言葉)。
 だからおもしろい。
 児童文学、になるのかな。その割にはわかりやすく、悪徳業者滅びろってゆってっけど。環境破壊や密猟をやめろっていうのは分かるけどね。商売系を絡めてくるのは斬新だと思いました。黒魔術師と魔女のたくらみを、いろいろと残念なにゃんことカラスが頑張って破ろうとするお話。
 児童文学系って音の面白さや、言葉の面白さが盛り込んであるものが多いから、やっぱり原文で読めたらもっといいんだろうなぁ。何人だっけね、このひと。ドイツ? ドイツ語かぁ……。
 子供のうちに読んでおきたい話、でも大人が読んでも面白い話、そういうのがいい。
 抜粋。黒魔術師について。

黒魔術師の権力は、すべて強制によっているからだ。生き物はおろか、物ひとつ自ら進んで黒魔術師につくそうとするものはないだろう。だから黒魔術師は身のまわりのすべてのものをたえず魔法の力で服従させておかなくてはならない。


 ちなみにこれ、本の外箱によると小学四、五年以上推奨らしいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・児童
感想投稿日 : 2013年6月26日
読了日 : 2013年6月26日
本棚登録日 : 2013年6月26日

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