いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社 (2004年4月28日発売)
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本棚登録 : 232
感想 : 55

 ミステリーランド。一時間ぐらいであっさり読めて良い感じ。
 事件がちょっと重たいかなぁ。直前に読んだ倉知のが日常ミステリだったからそう思うだけか。いや、殺人とかそういうのではなかったんだけれど。
 子猫に憑依できる六年生の男の子が主人公という初っ端からぶっ飛んだ設定。いや、猫になってしまった男の子が主人公の別の話のオマージュらしいんだけれど、その話、読んだことないし。
 ジェニィという名前のその猫とテレパシーで会話が交わせるピーターという犬が、協力して事件の真相を解決して行くというもの。
 冒険小説っぽいアクションもあるし、途中ちょっと長ったらしい話(権力とか征服欲とか)があってうんざりしたけど、そこ以外は普通に楽しめました。
 ちょっと「人死が出る」(空白ネタバレ反転処理)という結果だけ、微妙だなと思うけれど。確かにな、その動機であんなことやっちゃったら、そら「自殺をしたくもなる。」未遂で済んでよかったなぁ。

05.06.06

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ・ホラー
感想投稿日 : 2013年1月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年6月14日

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