喜劇的なまでの絶望。GodotはGodなのかと思ったりもしたけど、これは何者でもかまわないか。神か、死か、希望か。各々が勝手に思えばいいのだろう。
一幕では間抜けにも見える待ちぼうけが、二幕で永遠性を帯び、絶望感に襲われる。自分もゴドーを待っているのかもしれない。飽くまでも受動的に与えられた生に絶望を覚える。
スーザン・ソンタグは戦時下のサラエヴォでこれを上演したという。待てども来ないNATO(クリントン)への皮肉だったのか。
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カテゴリ:
戯曲
- 感想投稿日 : 2012年1月26日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年1月24日
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