『罪と罰』を読まない

  • 文藝春秋 (2015年12月12日発売)
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本棚登録 : 1076
感想 : 155
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この手のタイプの本は初めて。
この本を知ったきっかけはマイブーム岸本佐知子さんの著作検索芋づる方程式です。
ドストはカラマーゾフを過去読んだことがあり、それを思い出しました。一度は挫折。再読時はなぜか止め糞が外れるように面白くて一気読み。でも人名に最後まで苦しむといった記憶がフラッシュバック。
とにかく4人の推理力と妄想力に圧倒されまくりです。やっぱり作家さんは素人じゃないね(当たり前)。よくもこんな少ない情報からそこまで類推したなワールド。しかもちょっとした語りにも鋭い洞察力というか私ならスルーな箇所でも鋭い突っ込みが入っていて、なんというか読解力のレベルが自分とは雲泥の差なのを突きつけられた敗北感でいっぱい。いっちゃんしゃべってるのはしをんさん。しをんさんの前では推しの岸本さんの出番も少なめ。
本の後半戦は罪と罰を読んでから再度集まることになったので、私もここで一端この本から離脱してドスト罪と罰を読むことにします!

2023.04.14
ドストの罪と罰を読了したので、こっちに戻ってきた笑。彼ら4人は読了後に集まったときには、各人メモと付箋だらけの本を持ち込んでる!そしてあーだこーだ言いまくるんだけどそれを読んで思った。
ああ、本ってのはこうやって気になる所に付箋をし、その時思ったことや、気持ちをメモしながら読むってのは面白い試みかも!
スルメの様に噛み締めて、あとで語り合う楽しさよ。
いいねーー。罪と罰も一回読むのもありかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月18日
読了日 : 2023年1月18日
本棚登録日 : 2023年1月13日

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