チェーホフは表現が綺麗。この翻訳も秀逸だと思います。
短編の完成度は流石。
可愛い女
恋、というか依存しないと生きていけない女性のお話。
母に似ている。
ヨーヌィチ
まさに暗鬱。
犬を連れた奥さん
一番好き。若きゴーリキイも一読して「リアリズムに最後のとどめをさすもの」と感嘆したそうです。
海の単調な鈍いざわめき、の辺りがすごく好き。
「よくよく考えてみれば、究極のところこの世の一切はなんと美しいのだろう。人生の高尚な目的や、わが身の人間としての品位を忘れて、われわれが自分で考えたり為たりすること、それを除いたほかの一切は。」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2008年11月6日
- 読了日 : 2008年11月6日
- 本棚登録日 : 2008年11月6日
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