創元推理文庫版だったので表題作以外の短編も読んだけど凄い!
『テヘランでロリータを読む』でも言及されていた通り曖昧な描写から何通りも読み方があり、読者に解釈を委ねる構造が見事。
久し振りに大学時代に戻ってぐるぐる色々なことを考えながら本と向き合えたのが嬉しかった!
『丘の屋敷』もそうだったんだけど幽霊いるのいないの?
以前に物語を語る語り手が一番信頼できないし、物語が進むにつれて語り手がどんどん不安に脅かされていくところが怖すぎて私が叫びそう。
他の短編も絶妙に嫌〜な後味が最高でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月9日
- 読了日 : 2022年11月4日
- 本棚登録日 : 2023年1月30日
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