まんが トキワ荘物語(祥伝社新書288)

  • 祥伝社 (2012年8月1日発売)
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感想 : 25
5

『漫画たちの戦争』でちばてつや氏を知り
『屋根裏の絵本かき』でトキワ荘メンバーや赤塚不二夫氏の若いころを知り
『まんが道』で他メンバーや寺さんの存在をしり。。

鶏が先か卵が先か論争があるけれど
凄いメンバーが集まったのか、このメンバーで過ごしたことで作品が生み出されたのか。。
どの年代でどの人と出会うか、タイミング次第で無数の未来が枝分かれするのだろうなぁ。。
職場が一番長く接するわけだけれど、職場メンバーが友人というのは羨ましい。

巻末の座談会に赤塚氏が欠席なのがええ~という感想。
調べたら赤塚氏の両親や寺田氏の晩年が哀しい。。

ミュージアム化しているそうで、行ってみたい。

手塚治虫
→短いが、さすがの構成力。

藤子不二雄A
→F氏の作品はないのかな。。メンバー紹介あり、日常の一幕あり。

寺田ヒロオ
→彼の存在が一番だったのじゃないだろうか。作品や単行本が読めないのが切ないなぁ。。

鈴木伸一
→楽しそうな話し合い。

赤塚不二夫
→何とも初々しいイメージの青年がどうしてああなった。。???
最後のセリフにじ~んとする。

水野英子
→石ノ森章太郎氏のお姉さんや赤塚不二夫氏のお母さんも登場。七か月さぞ濃厚な日々だったろうな。。

つのだじろう
→通い組もいたのか、人脈って面白い。

永田竹丸
→当時の編集者も今とはまた違う接し方だったのだろうか。。

森安なおや
→特徴的なイラスト。座談会では普通に馴染んでたっぽいが。。

よこたとくお
→石ノ森氏と赤塚氏のコンビが可愛らしい

長谷邦夫
→赤塚氏のブレーンだったそうで。こちらも通い組

石ノ森章太郎
→セリフが一切ない。。アニメやヒーローもので知っていたので漫画自体を読んだことは無かったけれど、手塚氏の作風を思い出す。

皆、健康的な生活とは程遠かったのだろうか。
60代で亡くなっていたりして。。。
でも読んでいると楽しそう、という感想が一番に浮かんでしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2023年1月
感想投稿日 : 2023年1月16日
読了日 : 2023年1月16日
本棚登録日 : 2023年1月16日

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