イギリス文学の研究者にとっては何度も言及される作品であるけれども、そうではないので、やっぱり分からなかった。この作品をおもしれー!と読み上げられる教養が欲しい。イギリスの歴史の「場」で過去の英雄たちと子供たちがパックと通して対話する、エリート親子で読む教養小説といったところだろうか。
白人優先、帝国主義、植民地主義的な感じでキプリングは批判されているが、それについても解説で述べられていて、インドを身体で感じていた、というフォローがインド人の学者の言葉を引用してなされている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外小説
- 感想投稿日 : 2020年10月23日
- 読了日 : 2020年10月23日
- 本棚登録日 : 2020年10月23日
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