時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2006年5月25日発売)
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本棚登録 : 7050
感想 : 640

【時をかける少女】
アニメ映画は観ていた。原作はこんな話なのか。読めて良かった。そして何度もリメイクされているのか。筒井康隆の書く少女の言葉遣いの綺麗さがなにげに好きだ。古き良きって感じ。

【悪夢の真相】
良い話。恐怖は罪の意識から来る、へえ。心理学要素が入る話は子供の読み物として中二的な意味で面白い。

【果てしなき多元宇宙】
筒井康隆の思うパラレルワールド定義がこれなんだろうな、という子供向けに分かりやすく説明してくれている個所がある優しい小説。
自分が望んだはずの世界に行っても、想定しないまた別の嫌なことがあるのだ。「もとの世界が、いちばんいいわ!」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代小説
感想投稿日 : 2013年5月23日
読了日 : 2013年5月23日
本棚登録日 : 2013年5月23日

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