肩胛骨は翼のなごり (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ア 2-1)

  • 東京創元社 (2009年1月22日発売)
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本棚登録 : 752
感想 : 83

引っ越した家のボロボロのガレージで、僕は彼を見つけた。リウマチの体はガチガチで、虫とほこりで真っ黒の彼。僕は彼のことを父さんにも話さないことに決めた。
生まれたばかりの体の弱い妹、不思議なしっかり者の隣の家の女の子、懐かしい学校の友だち。
やがて物語がゆっくりとステップを踏みはじめる。


孤独はひとりぼっちなのではなくて、透明な膜に包まれているようなものなのだなと思った。見えているのに、そこにいるはずなのに。
手を伸ばして触れあえたから、何かが変わったんだろう。進化なのか、奇跡なのか。

タイトルと表紙イラストで、ずっとSFと思いこんでました。が、読み始めてみるともしやミステリー?いえ、ジュブナイル小説でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 9類:YA(海外)
感想投稿日 : 2021年5月12日
読了日 : 2021年5月12日
本棚登録日 : 2021年5月12日

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