これまで読んだ3冊の村上春樹本の中で1番しっくりきた。しっくりポイントは、否定性の反動として、サザンと村上龍が「肯定性の肯定」であり、村上春樹が「否定性の否定」だ、という評。それと、アンダーグラウンドで普通のサラリーマンと話したことでそれ以後の作品に普通の人々が出てくる、複層的になっていくという話。シークアンドファインド、対の世界、縦の関係、という構造の変化。その反応のダイレクトさに、村上春樹の1人の人間らしさを感じれたのが収穫。てか短編も読んでいきたい、そしてもう一回この本を。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月7日
- 読了日 : 2022年2月7日
- 本棚登録日 : 2022年2月7日
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