800番への旅 (岩波少年文庫 61)

  • 岩波書店 (2005年8月26日発売)
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本棚登録 : 120
感想 : 23
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日本ふうにいえば、0120への旅、というタイトル。
母の再婚新婚旅行中に、ラクダの興行をして、旅暮らしをしている実父のもとにあずけられた少年のはなし。
自分の学校にこだわり、高級な生活にあこがれ、数学の力や知識をひとに言いたい少年は、父やその周囲の風変わりな人たちを通じて成長していく。
そして、旅のあいだに知り合った不思議な親子の秘密に気がつく。
最後には自分自身の秘密にも気付いてしまうが、成長した少年はそれを乗り越える強さがあった。

カニグスバーグらしい、自然な少年の心境が綴られている。
そして父の素晴らしさ。トリーナの優しさ。
最後まで、少年とアーメッドというラクダはちっとも和解しないのね。笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年2月29日
読了日 : 2012年2月29日
本棚登録日 : 2012年2月29日

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