陰気でどんよりとした街の様子や当時の風俗等が感じられる描写と、ミステリアスな記憶喪失の男、ペストで死んだ宝石商人は生き返ったのか…といったミステリー要素が絡み合って読み応えがありました。
探偵役には意外な人物、しかももの凄い安楽椅子探偵っぷりでしたが、一番驚いたのは記憶喪失の彼の正体とその幕切れ。これはホラー、それも海外のゴシック物を連想しましたね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年9月17日
- 読了日 : 2019年9月16日
- 本棚登録日 : 2019年8月15日
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