『シェパートン大佐の時計』から約1年。中学生になったデイビド、アーサー、ピーターが、歴史の狭間に失われた聖像の行方を追う。
少し成長した3人の個性がより際立ち、響きあう。彼らの周囲の大人たちも、しっかりとした背中を見せて頼もしい。農場の羊を守るため、皆が猛吹雪の荒野を進むシーンは圧巻。
ストーリーとはまるで関係ないのだが、本文中にケイパビリティ・ブラウンの名を見つけて驚いた。風景式庭園を造りまくった18世紀の造園家であるが、先日から何ビリティ・ブラウンだったか思い出せず、頭を悩ませていたのだ。こんなところで出会えるとは。2度と忘れない(たぶん)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2008年9月7日
- 読了日 : 2008年9月7日
- 本棚登録日 : 2008年9月7日
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