アシモフは、きっとこの「黒後家蜘蛛の会」シリーズを自分の楽しみのために書いている。だからこそ、英語の言葉あそびにはちんぷんかんぷんでも、読んでいるこちらもついつい楽しくなってくるのだろうな。
最後に収められた「不毛なる者へ」はこのシリーズのファンへ、アシモフからの贈り物だろうか。思わずニヤリとさせられる趣向である。そしてさらに、落語を楽しむ要領でこのシリーズを読んできた自分にとって、まさに「正鵠を射る」といった感のある訳者による「解説」に脱帽。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年4月13日
- 読了日 : 2013年4月13日
- 本棚登録日 : 2013年4月13日
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