シャーロック・ホームズの回想 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2010年12月25日発売)
4.09
  • (46)
  • (52)
  • (23)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 587
感想 : 37

黄色い家のラストはワトスンと同じ感想。じわりと胸が熱くなる、ハッピーエンド。
でも、ノーバリってなんだろう?

シャーロックホームズはあまり読んだことがなかった。ゆっくり文庫、BBCのドラマや映画には夢中になったし、有名なエピソードや登場人物の名前とその個性の概要、は知っていたけど。緋色の研究で簡単に挫折した。ミステリなのに、次のページに手が伸びなかった。

シャーロキアンと名乗っているのか呼ばれているのか、そういう人達が作る歴史のあるグループがあって、アシモフさえ名を連ねているのに。(時間があれば一生アシモフを読んでいたいくらいだ)

だから今回がはじめして、だ。
はじめましてのホームズは、とても常識のある紳士に思えた。(オーディブルだからか、ワトスンの魅力が全く伝わらない。というか、わたしが受け取れない。こどもみたい。)
はじめて接したホームズは、荒唐無稽でも驚かせることも常識が無いと批判される理由もない、落ち着いてあたたかい言葉と思いやりを持つ、紳士だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年5月7日
読了日 : 2023年5月7日
本棚登録日 : 2023年5月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする