最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-10)

  • 早川書房 (1996年11月1日発売)
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感想 : 12
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初ピーター・ラヴゼイ。シリーズの刑事もの、っていうのから想像していたのとはちょっと違う雰囲気だった。途中に、殺された女性の夫や、容疑者が一人称で語る部分があって、こういうの、ほかにあんまりないような気がするな、と。そして、その分、主人公の刑事がそれほど目立たない感じ。同僚とかレギュラーになりそうな登場人物にそう個性的な人がいるわけでもないし。いわゆる「キャラが立つ」っていうのではないけれど、これはシリーズ一作目なんで、これからどうなっていくのか。でも、落ち着いた雰囲気は好き。 謎解きもわたしにもよくわかってよかったし(笑)。 イギリスのバースが舞台で、ジェイン・オースティンの話が出てくるのも興味深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2009年3月3日
読了日 : 2009年3月3日
本棚登録日 : 2009年3月3日

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