鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2006年11月9日発売)
3.44
  • (32)
  • (52)
  • (94)
  • (18)
  • (5)
本棚登録 : 714
感想 : 72
5

ロシアが産んだ新感覚な笑いのエンターテイナー作家、ニコライ・ワシーリエヴィッチ・ゴーゴリの代表作3本を落語調で翻訳。

やっぱり「鼻」は何度読んでも訳が分からない。でも、クセになるおもしろさ。巻末解説の「4次元的創造力」という言葉に納得。「鼻」のあまりのシュールさに慣れてしまうと、続く「外套」、「査察官」の世界観が当たり前すぎて、物足りなくなる。

よって、ゴーゴリ初体験の方は「鼻」を後回しにして読むべし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典的名作
感想投稿日 : 2011年1月7日
読了日 : 2011年1月7日
本棚登録日 : 2011年1月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする