臨床心理フロンティアシリーズ 認知行動療法入門 (KS心理学専門書)

  • 講談社 (2017年10月31日発売)
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刺激 → 反応 → 結果
反応=「認知」「感情」「身体」「行動」

認知行動療法の介入の技法
 ■「認知」に介入 =認知再構成法
  ・ネガティブからポジティブ思考に矯正するのではなく、多様な考え方を持てるようにする
  ・「教える」のではなく「気づく」ための支援(そうじゃないと変わらない)
 ■「感情」に介入 = 曝露法(エクスポージャー法)
  ・慣れを作る
  ・スモールステップで克服する
 ■「身体」に介入
  ・マインドフルネス
 ■「行動」に介入
  ・オペラント学習

支援するには
①まず相手に受け入れてもらう(相手を受容することで信頼してもらう)
②ヒアリングをする
③ヒアリング内容も元に状況を図式化して提示(ケース・フォーミュレーション)
④一緒に考えて、相手に状況を正しく認識し気付いてもらう
⑤各種手法での介入
という流れ。

ケース・フォーミュレーションは
・ミクロな視点からの機能分析と認知モデルの整理、
・マクロな視点でのシステム思考的な整理(インフルエンス・ダイアグラム、アクティビティ・システムとも)によって図式化を進める

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年3月13日
読了日 : 2020年3月13日
本棚登録日 : 2020年3月13日

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