トクヴィル 現代へのまなざし (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2010年9月18日発売)
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感想 : 22

アメリカの社会はもともとイギリスからの人の移住で始まったのですが、アメリカ人は非社交的なイギリス人とは違い、彼らの話しぶりは自然で率直だった。
フランス革命はそれ以前の世界と手を切って、新しい世界をもたらしたというのが19世紀の考え方だった。これと並べるならhる案すの歴史に切断ではなく連続を診るトクヴィルの視点は大変画期的なものだった。
国王の身体と国家機構とのあいだではある種の分離が始まっていた。
統計学Statiqueという言葉はドイツ語のStaat(国家)あるいは状態(Status)に由来するという二説がある。どちらにせよ、国家が国民の状態(領土と人口)を把握するための手段。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・伝記(世界)
感想投稿日 : 2011年4月26日
読了日 : 2011年4月26日
本棚登録日 : 2011年4月26日

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