キンタナ・ローの浜辺を舞台にした3篇の短篇を収録。
著者はSFで有名だが、こちらは幻想小説というかファンタジーというか、普段の作風とは少し異なり、作中ではゆったりとした時間が流れ、静謐な雰囲気が漂っている。
名手と名高い浅倉久志の訳文も素晴らしく、まるで本当に海辺にいるような心地にさせられた。
この本だけが何故かハヤカワ文庫FTからの刊行。この1冊だけいつものSFレーベルでないのはちょっと不親切かも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年10月21日
- 読了日 : 2013年10月21日
- 本棚登録日 : 2013年10月19日
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