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「漢字廃止」で韓国に何が起きたか
- 呉善花
- PHP研究所 / 2008年9月19日発売
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漢字文化をもって思考の内容についてを論じる事については、少し危険なもののように思う。英語やロシア語を同じ論理で否定できないし、日本語のほうが思考に深みがうまれるというのも、ある種の個性に関わってくるような気がする。
2015年8月15日
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醜い韓国人: われわれは日帝支配を叫びすぎる (カッパ・ブックス)
- 朴泰赫
- 光文社 / 1993年3月1日発売
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嫌韓本の初めの様な物かと思って読んだが、興味深いは多かった。昨今は無分別な日本人が増えて反吐が出るがそれは韓国もある所は同じ。とにかく誤字が多いし、話が飛び飛びになるのは困るが、韓国社会についての批判は、ああ知り合いの韓国人が口を揃えるのと同じだという印象もあり傾聴に値する。
2015年6月10日
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世界から猫が消えたなら (小学館文庫 か 13-1)
- 川村元気
- 小学館 / 2014年9月18日発売
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ここ最近細々と集中して本を読む時間があった。あまり感情移入しすぎる本はとは思ったが、昼下がりに読む。読みごたえというよりも読みがいのある一編だった。僕は好きな本だ。
2015年2月20日
韓国で今日事実上の発禁になったばかりの本。賛否の程は問わず、議論さえ出来ないというのはあまりにも不自然な話だ。最も、それを言える立場のないのは分かっているにだけれども。
2015年2月19日
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言語と民族の起源について
- 渡部昇一
- 大修館書店 / 1973年11月1日発売
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1970年代に書かれた本として、当時の時代を反映している。読んでいてはてなマークがつけばつくほど正しい理解をしていると言える本。
2014年12月28日
外国語ばかり使っていると人はバカになるからたまには母語で書かれた本も読みなさいという語学堂の先生のお言葉に従い、久しぶりにてにとった本はやはりチェジュの本。もう殆どこの島にとりつかれているみたいだ。金は無いが久々に서귀포に行く口実が出来た。
2014年12月26日
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日本人はどこから来たか (講談社学術文庫 444)
- 斎藤忠
- 講談社 / 1979年11月1日発売
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韓国の地で、日本人はどこから来たかを読む。少し古い本なので期待はしていなかったが、ラテン語を印欧語の祖語として紹介していたり、少し粗末なところもあった。結局のところ無難な本だった。
2014年10月20日
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済州島四・三事件記憶と真実: 資料集-済州島四・三事件60年を越えて
- 済州島四 三事件を考える会 東京
- 新幹社 / 2010年5月1日発売
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チェジュに来て一ヶ月半、韓国語は一向に進歩しないのに、あれこれ行ってみてはこの島の風土や歴史を勉強している。特に4.3の話はここに来てから最も耳にするトピックで、どうもそれを切り離してら島の事を考えられないような気がしてきて、ここにきて日本語の文献を読みはじめた。それだけここにきた当初が無知だったという事か。ただ静かだったいつもの散歩路に、どこかはりつめる冷たい淀み。
2014年10月13日
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境界性の人類学―重層する沖永良部島民のアイデンティティ
- 高橋孝代
- 弘文堂 / 2006年12月20日発売
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境界線上の文化におけるアイデンティティの構築は、文化と政治の両方の側面の影響の中に成立する。或いは文化のみをとって沖永良部島のアイデンティティを論ずることはできない。沖永良部島は、日本国内における琉球文化圏という一つの枠と、さらに細分化された行政、 歴史上 の差異によってその沖縄と異なるアイデンティティを構築している。スコットランドやカタルーニャ独立問題が再燃する中で、自分達のアイデンティティを考える沖縄人に問いかけうる部分もあろう。
2014年9月14日
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聖堂の日の丸―奄美カトリック迫害と天皇教
- 宮下正昭
- 南方新社 / 1999年9月1日発売
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奄美における近代キリスト教を冷静に考察する上で非常に重要なものであるとともに、当時あるいは現代の情勢について 少数派 マイノリティの立場に対する不条理な差別に走る日本社会に対する痛烈な批判でもある。 特に国旗国歌斉唱問題について関心がある人は一読すべき本であろう。
2014年8月2日
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よくわかる文化人類学[第2版] (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)
- 綾部恒雄
- ミネルヴァ書房 / 2010年2月25日発売
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とてもいい人類学の教科書で、基本的な勉強の柱として使っている。来月からは韓国で一年間フィールドワークの実践。励みにしたい。
2014年7月19日
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早わかり韓国を知る事典: 暮らしから歴史まで厳選500キーワード
- 金 容権
- 東海教育研究所 / 2002年1月1日発売
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文化や歴史を紹介する本は10年も立てばかなり内実が変化する。だが、基本的な事を知る分には役に立った。
2014年7月8日
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最終戦争論 (中公文庫 B 1-11 20世紀BIBLIO)
- 石原莞爾
- 中央公論新社 / 2001年9月25日発売
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奇才を極めた人の描く未来。最終戦争という考え方自体、核の登場とアメリカの一国覇権の今を見ると予言的という気がしなくもない。ただ、如何せん宗教的な赴きが入ってからややずれる。この1つのズレで全体が頓珍漢な預言書のようになってしまった。
2014年7月8日
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武器よさらば(上) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-1)
- アーネスト・ヘミングウェイ
- 光文社 / 2007年8月20日発売
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スペイン内戦に参加していたヘミングウェイの過去を知らなければ、少し淡白な話に感じたのかもしれない。知らなければいけないの 彼がこの小説に込めた戦争に対するアンチテーゼとしての愛。
2014年6月28日
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ユタ―遥かなる 神々の島―
- 葉月まこ
- 南方新社 / 2014年3月11日発売
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ユタが書いた本を読むのは二回目。今度は大島のユタなので、その辺り注意して読んだ。本人は神流れと呼んでいたが、思想的にヤマトの神道であったり仏教であたりと沖縄とは異質のものを感じた。
2014年6月23日
聖なるものを聖なるものとして描かず、俗なるものを異常な日常として描く。反骨精神は時にシニカルな物事を、シュールな笑いとともに表現させる。コロンビアの奇才が描く南米のリアリズム。
2014年6月7日
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「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代 (NHKブックス)
- クォン・ヨンソク
- NHK出版 / 2010年7月28日発売
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近年書かれた日韓文化論の中でも読みやすく、とりわけ優秀。日韓の政治問題や相互のすれ違いにしっかりと焦点を泡得ながらも、それぞれの歴史風俗の立場に立って議論を展開できる著者は凄い。韓国人類学を先行したいと考える人間にとっては最高の良書だった。
2014年5月26日
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面白いほどよくわかる「タブー」の世界地図: マフィア、原理主義から黒幕まで、世界を牛耳るタブー勢力の全貌 (学校で教えない教科書)
- 世界情勢を読む会
- 日本文芸社 / 2004年1月1日発売
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古い本だから仕方がないのだけど、それほど耳に新しい話はなかったし、タブーというほど切り込んでもいなかった。
2014年5月13日
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目からウロコの琉球・沖縄史: 最新歴史コラム
- 上里隆史
- ボーダーインク / 2007年2月25日発売
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上里先生のブログは中学の頃好んで読んでいたけれど、今でも時々単行本を読む。僕が今の専攻を選んだ遠巻きにはあのブログの存在があったと思っているので、ここまで分かりやすく琉球史を書いてくれた筆者には感謝。
2014年5月11日
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済州島四・三事件: 「島のくに」の死と再生の物語
- 文京洙
- 平凡社 / 2008年4月1日発売
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済州島には近い内に行く事になるので、事前の勉強と思って手に取った。こうした残酷な事件が韓国近代史の中で起こったという事も驚きだが、その真相究明に保守団体の露骨な抗議があった事も一つ分かってはいたがやるせない。韓国という国の暗い側面。
2014年5月9日
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そんな言い方ないだろう (新潮新書)
- 梶原しげる
- 新潮社 / 2005年4月15日発売
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それほど他人の言葉使いに突っ掛かる人間でもないので、気にしすぎじゃなかろうかと思いながら読んでいた。とはいえウチアタイする事も多く、僕のような人間こそ読まなければいけない本なのかも。
2014年5月2日
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世界を見る目が変わる50の事実
- ジェシカ・ウィリアムズ
- 草思社 / 2005年4月22日発売
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この本のテーマ自体は、決して耳慣れない話ではなく、ああ、そういう事もあるのだろうなと思う。ただ、今一度距離をおいて世界を見る事も大事。
2014年5月1日
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司祭
- ジミー・マクガヴァーン
- 徳間書店 / 1996年4月1日発売
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まず、始めにカトリックの司祭というのは大変な役回りなのだな、と思う。ましてや、人の在り方がこんなにも多様化した現在では。カトリック批判の意図を感じる人もいるだろうが、むしろそういう苦しみに注目して読んで欲しい。
2014年4月26日
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それでも不思議な韓国 やさしい日韓比較文化考
- 長迫英倫
- 文芸社 / 2011年9月1日発売
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この先韓国に留学するかも知れないので、不安がてら読んだ本。日本の一地域に行く訳ではないので、異文化研究の本ななるが、こうやって日本と比べてみるとそう違わない気もしてきた。
2014年4月14日