エーリッヒ・フロムが晩年に故郷のドイツで行ったラジオ講演をまとめた講演集。
他著では文体で記述されるフロムだが、このように口語で筆記されるのは珍しいようで、内容は他著と似ている部分はあるものの新鮮である。
特にラジオパーソナリティーとの対話の試みは面白い。
テーマは以下である。
・私たちの社会の過剰と倦怠
・攻撃の発生源について
・夢は世界の人間の言語である
・非心理学者のための心理学
・生きることの名において
・ヒトラー 何者なのか、この人物への反抗とはどういうことなのか
・預言者の書の今日性
・人間とは何者か
キーワード
・受動的と能動的
・父権政治と母権政治
・ネクロフィリアとバイオフィリア
実際の生活で生きる上での道徳指針や宗教の重要さに思いを馳せる本でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月15日
- 読了日 : 2022年8月15日
- 本棚登録日 : 2022年8月15日
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