バビロンを夢見て: 私立探偵小説1942年 (新潮・現代世界の文学)

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感想 : 8
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このころかかれたテーマ小説(5年間で5冊の長編を書く企画で書いていたらしい。)のなかで4冊目だそうです。これは結構おもしろかったよ、私立探偵小説なんて名ばかりで、ちっとも探偵小説ではないの。探偵はバビロンの夢ばかり見てるの。それに事件解決はちっとも成功もせず、事件の依頼の内容だって、ちっとも普通じゃない間が抜けた私立探偵小説。長編といっても、また短すぎる章がたくさん集まったスタイルで、そのスタイルが私はとても気に入ってる。この企画長編5冊のうち、「鳥の神殿」は、実のところ結構面白かった。内容はちょっと衝撃受けたけれど。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: おきにいり
感想投稿日 : 2004年12月7日
本棚登録日 : 2004年12月7日

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