五大長編の中で一番好きだったため、再読。登場人物の長い一人語りや章始めのなかなか本編に入らない感じが、冗長だと思っていたが、むしろ好きになった。一方、敵になったり味方になったりする登場人物の思惑や、掴めない女心にやきもきさせられるのは初読にはかなわないかなぁ。にしても、主人公がやらかすシーンはいたすぎて直視できない(初読時は恥ずかしすぎて読み飛ばした)ほど迫真の描写。
余談だが、心の美しい人をテーマにして書かれたらしいが、いざという時に病気になってしまう展開に納得がいかなかったりする…私の読み込みがたりないだけかもしれないが。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年5月4日
- 読了日 : 2017年5月4日
- 本棚登録日 : 2017年5月4日
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