よく書けていると思うし、テーマもそれを表現する設定や描写も分かる。
でも、表面的な技法とか暗喩とかはあるけれど、心に響く重みや深い意味が伝わらず、浅くて軽い。
小手先感というか、何となくいい印象が持てなかった。
波瀾万丈な人生の私から見ると、嘘くさくて薄い。
そうじゃない、と言いたくなった。
最後の方は読む気も失せて、パラパラとページを捲って流し読み。
賞の候補や受賞には色々な思惑や枠があると思う。作品の方向性や話題性や著者の個性や学者枠やetc...
慶應大学在学中にAV女優でデビューして、その後東大の大学院という経歴が物を言っているとしか思えなかった。
もちろん私はAVや風俗に偏見はないし、そちら側を知らないわけでもないです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2022年8月13日
- 読了日 : 2022年8月13日
- 本棚登録日 : 2022年8月11日
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