本書が伝えていることとは、
新聞をはじめ、マスコミュニケーションの世界では、印象操作といわれる作為的な記事・報道により、事実とは異なる印象を与えて、ある思想を押し付けることを主目的に世論形成をしようとしていることがある。情報の取捨選択がとても大事だということ。
はやりの言葉で言えばフェイクニュースとでも言えばいいか。
あるニュースを耳にし、興味を持った時に取るべき行動とは?
どの新聞の記事なのか?
どのテレビ局からの情報なのか?
元のソース(情報源)はどこからなのか?
事件であれば、加害者のコメントなのか?被害者のものか?第三者?
等、比較したり、さらに調査することで掘り下げないと、ミスリードされかねない。長年の経験、また本書を参考にとりあえず信頼できそうな媒体を探しておくこと。
そのうえで、うのみにしない気概。
本書は、新聞記者への応援・叱咤激励であると著者は言っている。
新聞記者という職業の矜持がどこにあるのかを、今一度見つめなおせ。
こんな新聞にしていいのか!と。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会・政治
- 感想投稿日 : 2019年8月27日
- 読了日 : 2019年8月27日
- 本棚登録日 : 2019年7月28日
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