碧空のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート (光文社文庫 ふ 25-1)

著者 :
  • 光文社 (2015年9月9日発売)
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感想 : 26
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図書館で。
自衛隊に音楽隊があるのか~とか、世界の軍所属の楽団の祭典みたいなのがあるのか~とか知らなかったので面白かったです。本当にあるか調べては無いのですけれどもね…

個人的には色々ツッコミ所が多いなぁと思いながら読みました。楽譜って結構お高いのも分かるし、複製は禁じられているのも分かるけど…だったら尚のこと備品を自分の裁量で持ち出す?という辺りに違和感しかない。一般の会社でも備品の持ち出しはご法度だし、ましてやお堅い自衛官、さらに言えば消耗品でもない、調べればすぐわかる楽譜とか…。だったら買って渡せばよかったじゃん、と思いました。
中学生をいきなり舞台に引っ張り上げるのも、ぶっちゃけ失敗したらトラウマものの大惨事だろうし、祖父のために頑張る女の子も違和感しかなかったかな。良かれと思ってやったことが裏目に出る事を想定していないので、主人公たちの行動が危なっかしくて怖い。主人公たちが「自分は良いことをしている」と信じて迷わないあたりが特に怖い。
圧倒的コミュニケーション不足というか、自分の行動がどういう事になるのか無責任な感じがそこかしこに見受けられてその辺りで怖くなりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラノベ
感想投稿日 : 2023年1月19日
読了日 : 2022年12月22日
本棚登録日 : 2022年12月22日

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