高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)

  • 筑摩書房 (2003年8月6日発売)
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本棚登録 : 1292
感想 : 105
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うちにものすごい古い文庫があるのですが(退色して醤油で煮しめたような色になってる。母の蔵書だったので)新訳で読みたくて借りてきました。結構覚えてるものだなあなんて思いながら読みましたが末っ子の駆け落ちは覚えていたのですが相手は忘れてました。あれでもリジーへの想いを曇らせないダーシーさんは男前だなあと思いましたよ。

結局高慢と偏見もちはエリザベスの方だったんでしょうか?ダーシーさんもプライドは高いんですが偏見があったとは思えないしなあ。
読み返すとやっぱり面白い。そしてシャーロットのような割り切った結婚を選ぶ女性もいれば恋は盲目で突っ走るリディアのような子もいるし(とはいえ15歳だし仕方ないと言えば仕方ないかもだけれども)ある程度の分別はあるものの結婚に夢を抱いているリズが居たり。人間描写が上手だなあとつくづく思いました。
でもやっぱりビングリーさんよりはダーシーさんの方が素敵だよなあ~と読み返してて思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年10月14日
読了日 : 2014年10月14日
本棚登録日 : 2014年10月14日

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