前作読んでから間が空いた。
相変わらず、弁護士、科学者、数学教師、画家、政府の諜報機関務め等の面々の集い。レストランには蔵書も沢山あり、喧々諤々とお喋りが五月蝿いこと。中でも何でも口を挟まないと済まない作家、イマニュエル・ルービン。アシモフ先生はご自分をカリカチュライズしているらしい。
ゲストが齎す謎も、ミステリーや科学に寄ったものや、トル―キンの「指輪物語」やシャーロック・ホームズ論など他方面に渡る。掲載紙もエラリー・クイーン・マガジンやSF誌だったらしい。
節度をわきまえながら、最後に見事に謎の解明をするのが給仕のヘンリー。前作の感想にも書いたけど、うるさ型の連中が寄せるヘンリーへの信頼とヘンリーの奥床しさが良い。
アシモフ先生について、ロボット物のSF作家と思いこんでいた不明を恥じつつ、読了。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年12月17日
- 読了日 : 2017年12月17日
- 本棚登録日 : 2017年12月17日
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