わりと軽めのサスペンス短編集。良いなと思ったのは、大崎梢の「絵本の神様」と坂本司の「勝負」。若竹七海の「忘れじの信州味噌ピッツァ事件」
「絵本の神様」は、甥っ子と叔父叔母との心温まるお話。生活が苦しくても、甥っ子の夢を叶えてあげようと何かと協力する叔父夫婦。援助ができなくなり音信不通になったが甥っ子は成功して叔父夫婦を訪ねてくる。「勝負」は、すごく短い短編で、バスを降りる時のピンポンを押す押さないがテーマのちょっとくだらない(スイマセン)話だけど、その気持ちがわかるから単純に面白い。「忘れじの〰️」は、記憶喪失の男の元に2人の妻が現れ二重生活をしていた事、大きな詐欺事件の主犯であったことがわかってくるくだりが面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2017年11月21日
- 読了日 : 2017年11月21日
- 本棚登録日 : 2017年11月21日
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