地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション [DVD]
- ジェネオン エンタテインメント (2011年10月17日発売)
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988102344931
感想・レビュー・書評
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2006年公開作品。原作は、かなり以前に読みました。おおまかなストーリーは覚えています。あまり原作を意識しないで鑑賞しました。ありがちなタイムトラベル物では、あるのですが。私は好きです。誰もが、もう会えない親族や友人に会いたい。そして話してみたい。若い頃の父の苦悩や生き様を見てみたいと考えるのではないでしょうか。父との確執を抱える主人公が、誤解を解き真実を知るストーリー展開は、さすがに浅田次郎さんだなと思わせます。そして、私自身が物語の重要な舞台になる新中野に一年ではありますが暮らしていたこと、鍋屋横丁を歩いていたこと。青山一丁目の会社に勤めていたこと。エンドロールで衣装協力をしている会社に勤務していたことなど。なんだか縁を感じたことも、より近しい感情を持った理由かもしれません。それから岡本綾さん、引退が惜しいですね。朝ドラの「オードリー」の頃からのファンです。いい女優さんなのになあ。蛇足ですが、主人公は父親と一度もキャッチボールをしたことがないようですが、私は生前の父と一度だけやったことがあります。父に会いたくなりました。
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父との途絶えた想いを辿るファンタジー。
25年前に家を飛び出して以来、父との確執がほぐれて居ないサラリーマンが主人公。
父が倒れたと一報を受けた夜、地下鉄の駅への地下道を歩いていた。その時何故か父の風貌を感じさせる男の姿を見かけた。後を追った彼が辿りついた所は、終戦後の町だった。
家族を守る為、強く生きる為に必死な父の姿を辿る事になるが・・・・。
堤真一主演で中年男が父への途切れた愛を求める心を描いたファンタジー。
中年のオヤジさんも若い方で父親の想いを理解したい方にもオススメです。 -
以前テレビでながら見をしたので少しは知っていたが、概ね新鮮に見る事が出来た。原作未読。
駅から地上に出たらタイムスリップしていた、という最初の設定はまあまあ自然だったが、それ以降は、地下鉄の走行シーンが唐突に流れタイムスリップするようになるのが腑に落ちない。現在に戻るのは寝起きだったりするし、一貫性がない。
ともあれ、反発していた父親の人生を、実際に近くで見る事によって理解していく、というストーリーは良かった。が、みち子が愛する人の幸せのために母親を流産させて自分の存在を消す件はもやもやが残る。真次は腹違いの妹と愛人関係にあったのか?その点を原作で確認したいと思った。-
はじめまして。確かに過去に戻る瞬間に何度も流れる地下鉄の失踪シーンは目障りな気がします。はじめまして。確かに過去に戻る瞬間に何度も流れる地下鉄の失踪シーンは目障りな気がします。2021/10/22
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みち子役の岡本綾良かったなぁ。ググってみたら、中村獅童が浮気をして竹内結子との離婚のきっかけになった女優だった。ふたりともキレイだ。どうやら女性の趣味は中村獅童と似ているらしい。ところでみち子はなんで死を選んだのだろう。惚れた真次が腹違いの兄だったから?それがお時に喜んでもらえるような幸せではなかったから?そりゃ結婚して子どもを儲けてってわけにはいかないけど、そもそもふたりは不倫関係だし明るい未来は期待しちゃいなかったんじゃないだろうか。さすがに兄妹はダメってことなのか。でも産まれずして死んじゃうというのは賛成できないなぁ。
そして岡本綾がすでに引退していて、彼女の最新作は観ることができないってことも残念だ。不倫ってのはどうもいいことがないらしい。 -
地下鉄がタイムマシンになって現在と過去を行ったり来たりするお話。過去に向かい自分より若い父親と母親に会う。主題歌Salyu「プラットホーム」が良かったです。曲の印象は森田童子「ぼくたちの失敗」とちょっとかぶりました。