風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫 52)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140521

感想・レビュー・書評

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  • <東風にのってやってきた者は西風にのって去っていく>


     メアリー・ポピンズが、画家と一緒に絵の中に入っていって、お茶をするおはなしが大好き☆
     誰にもおびやかされることのないデート。夢の世界の奥にまた夢、それも額縁でしっかりと守られた世界があるという構造への安心感。

     ポピンズさんは、当然のように言い放ちます。
    「だれだって、じぶんだけのおとぎの国があるんですよ!」
     どんな不思議な出来事が起きても、メアリー・ポピンズは驚かず、フフンと鼻を鳴らすだけ(笑)。東の風にのってやってきて、西の風でさっさと去ってゆきます。あとくされのないラストシーン。本を閉じればすべては終わります。『風にのってきたメアリー・ポピンズ』は、子供が、いや、一部は大人も必要とする理想のおとぎ話なのです。

     だが、http://booklog.jp/users/kotanirico/archives/1/4001140551 に続く...

  • ディズニーのメアリー·ポピンズ観たことなかったけど、観てみたいと思うぐらい面白かった。笑
    夢あるな~。

  • 映画が大好きで、そこから読み始めたシリーズ。
    映画のメアリーとはちょと違うけど、こちらもとても魅力的で面白いです。

  • 素晴らしい。
    登場する人達の心がよい。

  • 「ばあやがいなくなって大混乱のバンクス家。そこに東風にのってやってきたのがメアリー・ポピンズです。空っぽのカバンから、白いエプロン、香水ビン、折り畳み式のイスと、せき止めシロップを取り出して、さあ、ゆかいな日常へようこそ!」

  • そ、想像してたのと違う…!私が1番心を奪われたのは磁石と絵の世界とそれに双子の話と…1番を決めようとして全部の話を候補にあげたくなる、善人でも魔法使いでもない、ただメアリーという複雑な魅力が各話の味の決め手

  • 有名な作品だけど、私はこれを何年か前まで読んだことがなくて、心優しい乳母と子どもたちのあたたかほのぼのなストーリーなんだろうなあと勝手に思ってました。けれども実際に読んでみると…なんか思ってたのと違うじゃないですか!
    メアリー・ポピンズはつんとした愛想のない女性として登場して、戸惑ってたら、次の章でボーイフレンド相手に別人のようにでれており、読んでるこちらはますます戸惑うはめに。
    普通だったら、異性には素っ気ないけど子どもには優しい、みたいなキャラにしそうなのに、その反対なところが面白いです。

    とはいえ、メアリー・ポピンズがすごく嫌なキャラというわけでもない。謎の魅力があります。メアリー・ポピンズの周囲では次々と不思議なことが起こり、作中の子どもたちも魅了されていきます。
    双子の赤ん坊の話が物悲しい。動物園の話はキング・コブラの、我々はみな同じという言葉が印象的です。

  • 凛としたスーパーレディ、メアリー・ポピンズ。お洒落で、素敵な友達が沢山いて、憧れています。今も大好き!

  • 映画のメリーとは違うメリーに会える

  •  この本は、ディズニーの映画「メリー・ポピンズ」の原作となった物語です。この物語には、メアリー・ポピンズという名前の風がわりなナース(子どもたちのお世話をする保母さん)が登場します。彼女が使う魔法で、子どもたちに不思議な世界をみせてくれます。
    ーI.H.先生

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