風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫 52)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140521

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃、実写映画の「メリーポピンズ」が大好きで、繰り返し見ていた。
    その後で原作を読み、にこやかだった映画と異なるメリーポピンズの感じの悪さにショックを受け、続巻を読むことは出来なかった。
    今回それ以来で読み返すと、やはりメリーポピンズは感じが悪い。
    ただ、映画を見ていなければ面白いキャラクターだと子供の私も思っただろう。
    ディズニーのキャラクター改変(フック船長とかフック船長とか)はやっぱり良さも悪さもありだなぁ…。
    双子の赤ちゃん達の話が一番良かった。
    切ない。
    今度は続編も読みたいと思う。

  • 有名どころで気になっていた。
    『改訂新版 私たちの選んだ子どもの本』でこの版が紹介されていたので、図書館で借りた。

    ある日風にのってきたメアリー・ポピンズは、桜町通り十七番地のバンクス家で、ジェインとマイケルの世話係になる。

    メアリー・ポピンズふしぎだなぁ……。
    実際にいたら、どんな感じなんだろう。
    偏屈でオシャレな自分が好きで、恋人はいて、赤ちゃんや動物の言葉がわかって、ふしぎな力を使えて、色々と顔が広い。
    オシャレな自分が好き、という掴みどころはあるから、憎めないんだろうか。
    ジェインとマイケルなどの子どもに、諦められつつどこかで慕われている、メアリー・ポピンズ。
    魅力的な人なんだろうなぁ。
    ふしぎな大人が描かれているのが、嬉しい。

  • *ディズニー映画のメリーポピンズが大好きだが原作は読んだことなかった。で、今度2014年3月公開のディズニー映画「ウォルト・ディズニーの約束」が、「メアリーポピンズ映画化」という出来事を題材にした映画だそうなので、その前に読んでおこうと思って入手。
    *原作のメアリーポピンズは、無愛想で高慢ちきで自惚れや。子供にも厳しい。映画のジュリーアンドリュースもそういう演技はしているので、全く違うということはないけど、ちょっとびっくりするくらい、「よいおとな」らしくない。
    *全然「いい人」っぽくないので、なぜ子供たちがメアリーにひかれるのか疑問に感じるが、そこがキモなので考えてみる。
    (1)素敵な魔法の力のせい。世界中を自由に旅したり。空に金紙の星を貼ったり。
    (2)メアリー自身が子供の心のままだから。人はみな赤ちゃんの頃には、鳥や風やお日様の言葉を理解しているが、歯が生え揃うころには忘れてしまう。でもメアリーポピンズだけは特別な人で、大人になった今もお日様たちと話ができる。というエピソードが印象的。
    (3)相手が子供でも大人でも動物でもその他でも、自分の態度は変わらないよっていうのが、人としての魅力だとか?(2)とも通じるが。
    *児童文学が久しぶりなせいか、正直、あんまり楽しめなかった。子供の頃読んでいたらわくわくしたかなあ。

  • 「コリーおばさん」という話がずっと読みたかったので読めて満足。コリーおばさんは、子どもたちとメアリー・ポピンズがふしぎなパン屋(?)に行く話である。このおばさんの焼く「ジンジャーブレッド」というお菓子がすごくおいしそうで、メアリー・ポピンズを最初に読んだ子どものころ「どんな味なんだろう…」とうっとりしたものだが今回読んでいてもうっとりした。本の中に出てくる料理っておいしそうですよね!「外出日」に出てくる木イチゴ・ジャムのケーキやニシ貝、「東風」に出てくるくすりのシロップ…うっとり!それにしても大人になってから読むとメアリー・ポピンズはなかなかの困ったさんだった。こんなとんでもない人だったっけ…?

  • 「ああ、メアリー・ポピンズ、大好き!」
    いいねえ、つんけんしていて痩せていて。原作を読んだ人なら「メリーポピンズ」ではなく「メアリーポピンズ」の発音になじむでしょう、やはり。
    「鳥のおばさん」が印象的。

  • メアリーの性格が複雑で、読んでると、ドキドキする。

  • 子供時代、ワクワクしながら読んだ本。

    何度も何度も読んでるけど、何度読んでもメアリーはいいな。
    子供時代に大好きだったのに、大人になったら褪せてしまう本も多いけど、メアリーは褪せない。

    子供の頃は雰囲気が好きだったけど、昔の英国を思い描きながら読む。大人になったなぁ(笑)

  • うちにもメアリー・ポピンズが飛んできたら、毎日が楽しかなりそう‼︎

  • 85年も前に出版された本!小学生のときに読んだかな…とあまり記憶に残ってなかったけど、途中まで読んで思い出しました。赤ちゃんが鳥の話や風の声がわかるんだと、でも成長に従い忘れるって話、ずっと覚えてました。どこで読んだのか…わたしもそうだったりして…なぁんて考えてました、小学生時代(笑)いま読むと、ちょっと意地悪だなぁ親切にしてやってよメアリーポピンズ…と思いますが、なかなか沁みるお話かも☆続編も楽しみです☆

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