思い出のマーニー〈下〉 (岩波少年文庫)

  • 岩波書店
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141115

感想・レビュー・書評

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  • 実は読む前に誰かのレビューか何かでマーニーがアンナのおばあちゃんの少女時代、というのを知ってた。なので、アンナを心配して出てきたのか、と思ってたけど、たぶん違う。マーニーもアンナと同じくらい孤独だったんだ。


    出てくる人たちがいい。
    アンナの無表情にとまどいながらも、ミセス・プレスとンは心からアンナを愛して、本当の母娘のようになりたいと思っていたんだね。アンナが風車小屋事件の後に寝込んでいる時、看病に来ていた時の様子でよくわかった。そして登場しないけど、ミスター・プレストンもアンナがロンドンに戻るのを待っているんだね。

    ペグおじさんとペグおばさんもいい。さっぱりしていて、アンナを束縛しないけど、アンナのことが大好きなのがわかる。

    そしてリンゼー家の人々。子供たちはランサムのウォーカー兄弟そっくりなラインナップ(笑)。お父さんもお母さんも本当に素敵な人たちだし(このあたりも、ウォーカー夫妻に似てる気がする)、ギリーの存在もいい。

    そして、私が名脇役だと思ったのがワンタメニー。アンナとワンタメニー、実はお互い理解しあえていたような気がする。ロンドンへ帰る前に、雨の中アンナがワンタメニーにさよならを言いに行くところがいい。


    アンナが最初にしめっち屋敷を見たシーンの描写がとても素敵だった。あとパーティーに潜り込むシーンも夢のようで素敵。
    リンゼー家の人たちと出会ってから、アンナはマーニーとの思い出を忘れてしまったようだけれど、後から全部思い出して、大切な宝物のような思い出としてずっと覚えていて欲しいな。

  • ある日、マーニーは、無人のさびしい風車小屋でアンナを置き去りにし、姿を消しました。彼女をさがすうちにアンナは、マーニーの思いがけない秘密を知りました…。ドラマチックな体験をした思春期の少女の物語

  • 小学生の時に読んだ

  • マーニーは、アンナが殻から出るのを助けてくれたのかな。終盤、切なさから安堵へと導きだされる感じがとても上手に描かれてるな。
    December 19, 2009

  • マーニーに置き去りにされ、取り残されたアンナ。マーニーが消え、変わりに5人の子供たちとの楽しい日々が始まります。その中で、徐々にマーニーの秘密へと迫っていきます。
    最後の方はすごく切なくなって泣きました。マーニーがどんな思いだったのか、考えても分からないけどとにかく切なくて切なくて。。
    06.8/28

  • 図書館から借りた本。なるほどなぁ。こういうことだったのね。素敵なお話だわ。

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