点子ちゃんとアントン

  • 岩波書店
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001150537

感想・レビュー・書評

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  • うー。高橋建二訳のケストナーははじめてだ。ヘッセからのイメージもあるかもしれないけど、ちょっとカタイ気がする…。微妙にはまれなかったなあ。
    絵はかわいいのだけれど。

  • 素敵な一冊でした。ケストナーで素晴らしいのはエーミールだけじゃなかったんだなあ。もっと早く読んでいたらよかった。
    登場人物もわかりやすく、お話もすっきりしていてやさしい。途中途中で、作者が登場してくるのは好き嫌いがわかれるところかもしれないけれど、わたしは好きです。

  • ケストナー全集を大分前に購入したのですがなかなか読む時間が取れずにおりました。お正月なので引っ張り出して読んでみました。
    少し前に米原万理さんの本を読んだとき、トルコ蜜あめなるものがケストナーの点子ちゃんとアントンに出てくると書いてあったのでどこかなあ~と楽しみに読んでいたら作中には出てこなかったのでびっくりしました。確かに字面だけでもおいしそうだな、とは思いますけれども。

    ケストナーのお話は良いお話が多いなあ。本当に子供の頃に読んでおけばよかったとしみじみ思います。

  • 破天荒でやさしい点子ちゃんに
    賢く思いやりのあるアントン。
    警官とタンゴを踊るでぶのベルタ。

    ケストナーの小説の中でも一・ニを争うぐらい
    好きだ。

    やさしくてユーモアたっぷりで、
    少しへんてこな「まえがき」が
    いつもついているケストナーの小説。

    こんなものが書けたらいいな。

  • こちらもケストナー作。映画化されています。最近では現代向けに訳し直されたモノが主流のようですが、私は作品の持ち味を明確に表現している高橋健二氏訳のモノが好きですね。お金持ちに生まれた点子ちゃんと貧しい育ちのアントンくんの心温まる交流の数々。ヒトを敬愛するというコトの大切さをしみじみ思い出させてくれます。オトナの固定観念を覆す子供独自の価値観を描いたケストナーの視点には脱帽、学ぶトコロが多々ある良作です。

  • 数年前に映画を観たのですが、やっと原作を読むことができました。映画を先に観たので、そちらの印象が強すぎて、あんまり楽しめなかったのが残念。映画の方が、華やかで、原作の方が地味な感じがしました。映画の内容をあんまりよく覚えていないのですが、原作にないシーンとかもあった気が。米原万里さんが『旅行者の朝食』で取り上げていた「トルコ蜜飴」、ばっちりチェックしました(笑)。[2004.12.26]

  • 良いな、良いな、何だかあったかくって。 ケストナー作品は、前々から読んでみたかったので制覇したいです。

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