羅生門/鼻/芋粥/偸盗 (岩波文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003107010

感想・レビュー・書評

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  • 【展示用コメント】
    この本を推してな、この本を推してな、読んでもらおと思うたのじゃ

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  • よくできました。

  • チビ1号、市立図書館にて

  • 155

    2016年では32冊

  • 時代劇風のダークなおとぎ話。人間のほの暗い感情が描かれているのももちろん、時代設定の描写も細かい。やはり太宰治よりも暗め。しかし、『偸盗』では意外にも人々が入り乱れるバトルシーンがあったり。

  • 『偸盗』がいちばん心に残った。言葉にするのが難しいが、人間の生々しい心の動き。登場人物も、太郎次郎沙金お爺、、、などそれぞれがそれぞれドラマを抱えていて立体的な話だった。また、都のすさみの描写がよくできていて、気味悪さが際立っていた。
    文学的な評価は低いようなのだが、僕にとっては印象深い話だった。

  • 四編とも甲乙つけがたいが、読んでいる最中に一番震えたのは「偸盗」である。太郎が羅生門に馬を走らせたときはどうなる事かと思ったが、、、イケメンだぜ。しかし二人とも重罪人ですよねと考えると少し複雑。

  •  この書籍に収録されているのは、「羅生門」「鼻」「芋粥」「偸盗」の四作品です。
     「羅生門」は、言わすと知れた超有名な作品のひとつなので一言で「悪い事をすれば、自分の身に災いが帰ってくる」
     「鼻」は、あるお寺のお坊さんが自身の鼻にコンプレックスで、どうにかしたいと言う思いが強いから起きた話。
     「芋粥」は、ある貴族に使えていた人がたらふく「芋粥」が食べたいと言う観念からきている話。
     「偸盗」は、ある男性の話ですが、この作品も「羅生門」と同じような事が書かれていますが、人間模様も書かれているかなと思います。

  • 芥川の王朝物。
    岩波文庫では『地獄変・邪宗門・好色・薮の中 他七篇』とこの本とで
    2冊にまとまっている。
    (『俊寛』は収録されていない。)

    『偸盗』は、盗賊たちの話。ある盗賊の女をめぐる、女の実の母と義父と、
    ある兄弟の話。生と死が生々しい感じの話だった。
    兄弟の結末に少し驚いた、というか新鮮な気持ちがした。

    『羅生門』、『鼻』、『芋粥』は
    http://booklog.jp/users/savoytruffle/archives/1/4101025010

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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