- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003108710
感想・レビュー・書評
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フィジカルの「病み」を、メンタルの「闇」に昇華させて小説を執筆した作家。
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人一倍強かった感じる気質が病によって育まれ、感覚のお化けのようになってしまったのかなあ。
「檸檬」「冬の蝿」「交尾」が特に気に入りました。 -
学校の授業で、梶井基次郎について発表する機会があったので読んでみました。
梶井作品には、独特の浮遊感がある気がします。短い中に鋭い感性をそのまま表しているというか。でも、現実世界の延長線上だからふわふわ浮きすぎてはいないです。
わかりやすい作品ではないので、何度も読み込むことで本当の意味がわかるのかな。
読者が受け身では成立しない作家の作品だと個人的に思いました。 -
『檸檬』は何度読んでも面白いです。読後の爽快感は本当にたまりません。真似する人がいるのも頷けます。
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あざやかな檸檬と陰り
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/700880 -
梶井自身のエッセイ的なものに風景描写を入れた短編集。梶井はある絵を構想していて、それを文章で説明してかつ物語性を持たせている印象。ちょっとくどいところもあるけれど、やっぱり好きだな。
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丸善の逸話で有名な檸檬を一度は読んでおこうと思い買いました。
短編ですぐに読み終わるので一度は読んでおくといいのではないでしょうか。 -
レモン爆弾 よさみ
交尾がいちばん好きだ 美しい -
復活した『京都の丸善』で買う本として、これ以上相応しいものは無いだろう。岩波文庫版を買ったのは既に新潮文庫版を2冊ほど持っているからw
新潮文庫版とは収録作が異なっていて、どういう基準で選ばれたのか考えながら読むのも楽しい。こっちには『Kの昇天』は入っていないのね。『瀬山の話』が入っていたのは嬉しい。