- Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003360170
感想・レビュー・書評
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哲人統治の思想
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アリストテレスが必死に語ります!
いろんな意味で、かなりヤバイ本。 -
読了
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ソクラテスとその他の知者達の問答によって国家のあり方を問いただす。
その答弁がとても新鮮で興味をそそられました。
万物の起源、世界とは、追い求めていたタレスから始まる哲学が、ソクラテス=プラトンによって大きく転換していく様がよく分かる。
少年愛好とか論点が理解不可能な部分は時代の背景で仕方が無いとして、国家と人の類似やその内容は面白い。
『ギュゲスの指輪』のグラウコンの問いは心を捉えました。
09/3/11 -
ジュンク堂書店 大阪本店
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読了:2009/08/22
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学生の頃に、夏期講習でこの本の講義を受講しました。
読んだ当時は、本書で展開されている理論がすべて理想論にすぎず、心を入れすぎると人生に悪影響をもたらすと思っていた。本書で展開されている理論、人間観、国家論なにもかもは誰もが思うことなのかもしれないが、それは所謂、官僚主義や共産主義、そして全体主義といった危険な種が植え付けらているからだ。
それから10年程たち、いろいろな経験を重ねていく内に、この本に書かれていたことをよく思い出すようになった。というのも、現代のような資本主義社会では、ミラン・クンデラの言う「資本主義社会に含まれる残酷で愚劣なもののすべて、詐欺師や成り上がり者の卑俗さを」目の当たりにしてきたからだ。
本書で描かれる国家論は決して歓迎できるものではない。
それでも、そこに描かれる国家像の美徳に、どこか羨望感があるのも事実である。
本当に大切なことは、本書で書かれている内容と、現在の世界の中間にあると思う。
これは人生の必読書だと思います。 -
第五巻(五章?)あたりに述べられていることは、おそらくルソーの思想に多大な影響を与えているんだろう。読みながら、社会契約論に通じる個所をかなりみつけた。
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正義とは何か、云々。
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今やってることのほとんどがここにあるんじゃないでしょうか。